よくあるご質問

Q.体外受精は何歳まで続けられますか。

体外受精を何歳まで続けられるかは,身体的には,卵巣の機能がいつまで残っているかによって決まります。そのほか,社会的・経済的な要因も影響されると思います。女性の卵子の数は,胎児の頃には700 万個くらい存在していたのが,出生時には200 万個くらいになり,思春期には40 万個くらいまでに減少するといわれています。

40 歳を超えてくると、個人差がありますが、多量の排卵誘発剤を投与し卵巣を刺激しても、わずか数個しか採卵できなくなる人もいます。採れた卵子にも加齢の影響が現れ,形態的に良質な胚を移植しても,着床率は若い人に比べて悪く,健康な赤ちゃんを産む確率は低くなります。そして、50 歳頃までには,卵巣には卵子はほとんど認められなくなり、閉経を迎えます。

欧米では、40 歳を過ぎて妊孕性が低下している女性には,卵子提供プログラムが用意されています。ギネスブックの掲載によると,卵子の提供を受け63 歳で出産したイタリア女性の例が報告されています。その後2005 年1 月16 日,ルーマニアの66 歳の元大学教授の女性が,健康な男女から提供された精子と卵子で妊娠し,帝王切開術で,1,400 g の赤ちゃんを出産して,世界最高齢出産の記録が塗り替えられました。卵子に比べて子宮の妊孕性は,年齢の影響が比較的少ないからです。

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